2009年09月29日

独白するユニバーサル横メルカトル

book(2008/07/06〜)

独白するユニバーサル横メルカトル


凝視せよ。ここにあるのは宝石だ。生理的嫌悪と、終わることのない暴力の果てに、名状しがたい感動が待っている、異形の物語たち。日本推理作家協会賞を受賞した表題作を含め8編を収録した短編集。

平山 夢明 (著)

この作家、かなりやばい。

今まで読んだ小説の中でも1、2を争うほど独創的な内容だった。
とにかく狂っている。そして気分が悪くなった。。

夢野久作の『ドグラマグラ』や、フランツ・カフカ『変身』、またはモンスター系のホラーや怪物が出る日本怪談が好きな人は好きかもしれない。

つまり『頭がおかしい人』や、『おかしい人はどんな人かを知りたい人』におすすめ。


『このミス』でNo1だったと聞いて読んでは見たものの、いい意味で期待を裏切られた。


短編集でどれも尋常の人間は存在せず、魑魅魍魎、あるいはモンスター、あるいは天才による奇行や、心情を表した作品。

文章は美しい。

人格化された上記の常軌を逸したキャラクターの心情を、美しい文体で描かれていて、相反する表現のギャップが面白い。

最高にキレイにデッサンされた最高に美しいクソのような。

「Ωの聖餐」、「怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男」、「独白するユニバーサル横メルカトル」が頭に残った。
このまま寝たらぶっ飛んだ夢を観てしまいそうだ。。

「BLAME!!」効果久々に登場か。


posted by Khaki at 00:28| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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