2009年09月29日

クレイジーヘヴン



book(2008/07/06〜)


クレイジーヘヴン (幻冬舎文庫)



旅行会社に勤め、ありふれた日常への疑問を抱えて日々を送る坂脇恭一27歳。冴えない中年ヤクザと同棲し、美人局の片棒をかつぐ元OL田所圭子23歳。ある時、圭子が恭一の同僚をカモろうとしたことから、二人は出会い、絶望の底なし沼へと転がり堕ちていく。揺れる心、立ち塞がる枠―やがて、境界線を跳び越えて走り出した二人が掴んだ自由とは。
  by amazon

垣根 涼介 (著)


傑作長編『ワイルドソウル』に続いて読んでみた。

ぶっとんだ作品だった。
とにかくセックス、セックス、セックス。
暴力、暴力、暴力。
くそみたいな世界と人間の中できらりと光るナイフのような作品。
ザックリ心臓に突き刺された。

汚い世界で最低の生活を送る圭子。
そんな世界を俯瞰でみながらクールに生きる恭一。

ワイルドソウルのようなまさしく傑作向きな作品ではなく、作家としての大きな流れの端となる作品。
スタンリー・キューブリックの素晴らしい作品群の中の「アイズ・ワイド・シャット」のよう。

何も考えず爽快感と目に浮かぶような激しいセックス描写をイメージしたいならどうぞ。


☆☆☆☆

posted by Khaki at 00:10| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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