2005年12月06日

神田川


NHKのドキュメンタリー「アムールヒョウの絶滅を防げるか?」をみた。
再放送も何度かあると思うけどドキュメントとしてとてもよくできていて胸打たれた。
これは見るべき。

ヒョウってのはかなり猫寄りの小さな肉食動物。ウラジオストク付近に住むアムールヒョウは森林伐採と乱獲により現在30頭足らずしかいない。現在は保護地区に指定されている小さな森に住んでいるわけだけど、その保護地区も区画整備されたように森が何個かに分断されていてそれぞれの森に何頭かが孤立して暮らしている。

獲物も少なく生存に十分な量はいない。アムールヒョウが飢えに耐えかねて自分が昔食べた鹿の死骸の毛を食べるシーンはショッキングすぎる。

さらに由々しき問題は孤立した何頭かが繁殖する際、どうしても近親での繁殖になってしまうのだ。近親での繁殖で生まれた子供は長生きできないし、なんらかの障害があることもある。
そしてその子供が自分の父親と子供を設けようとする。動物の本能というのは一貫して貫かれる。貫かれるゆえに儚くも映る。
加えてウラジオストクより北部に生息しているアムールトラもその地で生きていけないと判断し南下してきているらしい。それによりアムールヒョウの縄張りに侵入してきている。アムールトラはアムールヒョウの2倍もの大きさだ。これもまたアムールヒョウを厳しい状況に追いやる。

獲物の不足と近親繁殖により絶滅するのも時間の問題だといわれている。

なんとも行き場のない悲しさを感じてしまう。外はみぞれが降っていてビチャビチャ音を立てている。マイナーコードのアルペジオが聞こえてきそうだ。

よこちょの風呂屋。午前2時。



posted by Khaki at 15:08| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | hitorigoto | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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