2008年07月03日

もうちょいかかりそうです。。大阪⇒地元へ


どうもお久しぶりです。

さて、爆弾処理の為、大阪にて入院しておりましたが、
今日より地元に帰ってきております。

前半戦終了の雰囲気が出ております。前半戦の判定は10000 vs 0で向こうに軍配が上がってます。

こっからロケーションを変えて後半戦ですが、あと下手すればサドンデスがあるやも知れません。

とにかくしばらくお待ちを。

主に本を読む生活してます。
なんかいい小説ありましたら教えてください☆

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2008年07月24日

現状報告+読書のススメ

ハロー。日本の皆さん。

病院に隔離されてると自分がどこにいたのかをすぐに思い出せなくなってきてしまいます。Khaki@病院のベッド上です。

早くも入院から5週間が過ぎました。

さて病状はといいますと、先々週に行った手術で無事ヘルニアは摘出できました。現在はリハビリ中で身体は回復の一途をたどっております。

大阪復帰は8月初旬、仕事復帰は渋って中旬くらいにしたいと目論んでいますが、まだ不透明です。


入院中は時間が有り余っていた分、些細なことにもアンテナがピンとたつのがよくわかりました。

身近な人で同じような病気になった人がいた際に、「こんな病気で入院時はこのように過ごしました」ということをレクチャーする意味も込めて、入院の間の記録は、退院後、文章にしたいと想っています。

病に倒れた際に一番不安なことは、「病を知らないこと」なのです。


そりゃもう、、「死んだほうがましじゃねぇか?」ってくらい痛い思いもしましたし、今のように平穏な日々に感じること、ふと今までの喧騒から解かれたからこそ考えれたことなどありましたので。


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さて、現在進行形で入院生活は進んでおりますが、入院中に多くの本
(主に小説)を読みました。

誰かに勧められて読んだ本、借りた本。なんとなしに買った本、部屋の片隅で全く開かれずにほこりをかぶっていた本。


1冊1冊、今後皆々様にご紹介していこうかと想います。
興味ある本があれば、お貸しします。
借りたりして、持ってないものもありますが。



それでは皆様熱中症にはお気をつけて、この夏を健やかに且つ朗らかにお過ごしくださいませ。

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今夜すべてのバーで / 中島らも

■今夜すべてのバーで
中島らも

book


今夜、すべてのバーで (講談社文庫)



薄紫の香腺液の結晶を、澄んだ水に落とす。甘酸っぱく、すがすがしい香りがひろがり、それを一口ふくむと、口の中で冷たい玉がはじけるような…。アルコールにとりつかれた男・小島容が往き来する、幻覚の世界と妙に覚めた日常そして周囲の個性的な人々を描いた傑作長篇小説。吉川英治文学新人賞受賞作。
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アルコールを摂取し続けた男がいよいよ肝硬変になり、入院する。
その病院内でのさまざまな出来事、キャラクターの人生模様に関する物語。
・・・入院して一発目に読んだのがこの本なのは運命なのか、偶然なのか。
どちらにせよ恐ろしい。


入院した者だからこそわかる無駄なプライドや、勝負感に非常に共感した。
(便所に吊られている各自の小便袋の尿量を競い合うなど)
そしてアルコール中毒症とはこのような状態で起こり、このような禁断症状が起こり、
このようにして治癒していきます(また中毒に戻ります)といった、私にとっては非常に
他人事ではない内容に食いついてしまった。

ガダラの豚がホラーアドベンチャーならば、本書はアル中体験エッセイ&リハビリ本である。

らもさんは、文章自体が面白い。あと、筆者がとことんまで題材を調べつくすって感じがよくわかる。

★★★★★☆☆
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2008年07月25日

悪夢のエレベーター / 木下半太

■悪夢のエレベーター
木下半太

book


悪夢のエレベーター (幻冬舎文庫 き 21-1)



「突然、エレベーターが止まったんです」 メガネの男が、まるで他人事のように言った。ある日最悪の状況で、最悪の人たちと一緒にエレベーターに閉じ込められたら? まだまだ悪夢は終わらない! 本とブログのパラレル小説。
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ある友達(織田信長がタイプと話す同期)が、お見舞いにと持ってきた本作品。
タイトルをみて、思わず「なんで見舞いでこんなタイトルの本を!?」と思い笑ってしまった。

途中語り手が第三者になるとことキャラクターになるところがごちゃ混ぜになっていて、読みながら大丈夫かな、と不安だったが、2、3章の展開が意外で面白かった。キャラごとの語り口でそれぞれの感情を掴みとれて不安、ドキドキが伝わり、移入できる。
どんでん返しも秀逸な怖さがある。
ちょいと空いた時間でさらっと読める。


吹越満主演で舞台化され、公開中。
大阪にもくるが、残念ながら用事がある。
舞台ってのもぜひ今後見に行きたいもんである。

★★★★☆☆☆

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2008年07月26日

ホルモー六景 / 万城目学

■ホルモー六景
万城目学

book


ホルモー六景



このごろ都にはやるもの、恋文、凡ちゃん、二人静。四神見える学舎の、威信を賭けます若人ら、負けて雄叫びなるものかと、今日も京にて狂になり、励むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。このごろ都にはやるもの。元カレ、合コン、古長持。祗園祭の宵山に、浴衣で駆けます若人ら、オニと戯れ空騒ぎ、友と戯れ阿呆踊り。四神見える王城の地に、今宵も干戈の響きあり。挑むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。古今東西入り乱れ、神出鬼没の法螺試合、若者たちは恋謳い、魑魅魍魎は天翔る。京都の街に咲き誇る、百花繚乱恋模様。都大路に鳴り渡る、伝説復古の大号令。変幻自在の第二幕、その名も堂々「ホルモー六景」、ここに推参。
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『鴨川ホルモー』の続編。
青春ファンタジー小説。
出来すぎ感にこっ恥ずかしくなるが嫌いじゃない。
大学時代、村上龍の『69(シックスティナイン)』を読んだ時のようなこっ恥ずかしさ。

何より京都に住んでいる人、京都の大学に通っていた人、京都が好きな人は、きっと面白いと感じるはず。
登場する地理的名称がわかるのは大きい。

今年も祇園祭りに行きたかったなぁ。。

お気に入りは、レモンのくだり。
現代まで息づく京都の街と人のつながりを感じさせてくれる。


きっと京都市的には、この小説をガンガン宣伝したいところだろう。映画化もされるらしい。
化け物(鬼)をどう映像化するかは見ものだが、おそらくどうしょうもない映画に成り下がるのだろう。


面白い小説の映画化は、漫画を映画化するより断然難しい。
興味あらば、公開前に読んでおくことを薦めたい。

にしても著者、万城目学。処女作が鴨川ホルモーシリーズで映画化。もう1つは「鹿男あをによし」でドラマ化。
売れっ子だ。

★★★★☆☆☆
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2008年07月27日

鳶がくるりと / ヒキタクニオ

■鳶がクルリと
ヒキタクニオ

book


鳶がクルリと (新潮文庫)



超優良企業の総合職としてバリバリだった中野貴奈子は上司のひと言に魂を抜かれ、辞表を提出。プーの生活から再就職したのは鳶職人の集合体、その名も「日本晴れ」だった。俗世間からずれまくった異能の職人達が挑んだのは難易度特Aクラスの巨大な現代彫刻の取り付けと会社のユートピアの創造だった…。ひねりのきいた笑いとでっかい感動が炸裂!ひたすら面白い娯楽小説の新潮流。
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なるほど『凶気の桜』の原作者というのもわかる。

とにかく粋で荒々しい男の描写が気持ちいい。
いなせな日本の鳶というスタイルが生き生きと表現されている。

江戸っ子ってのはこういうことをいうのか?
長編の古典落語の一幕のようだった。

鳶職の専門用語や、仕事の方法は、とっつきにくくわからない表現もあったが、なんとなくイメージは出来る。

まさしく、どんより曇り空の気持ちを、日本晴れにしてくれる。そんな、あ、そんな、、小説。

★★★★★☆☆
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2008年07月28日

スクールアタックシンドローム / 舞城王太郎

■スクールアタックシンドローム
舞城王太郎

book(〜2008/07/05)


スクールアタック・シンドローム (新潮文庫 ま 29-3)



崇史は、俺が十五ん時の子供だ。今は別々に暮らしている。奴がノートに殺害計画を記していると聞いた俺は、崇史に会いに中学校を訪れた。恐るべき学校襲撃事件から始まった暴力の伝染――。ついにその波は、ここまでおし寄せてきたのだ(表題作)。混沌が支配する世界に捧げられた、書下ろし問題作「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」を併録した〈ダーク&ポップ〉な作品集!
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短編3作品。どれも子供の不安定な感情と、良くも悪くも大人の行き過ぎた感情のつながりをテーマにした作品。
舞城作品は、イリュージョンだ。
小説はやっぱりイリュージョンがないと!



とにかく出てくる男がやんちゃで可笑しい。現在の社会問題の提起をしているが、それが全く説教じみてなく、納得と共感をもたらしてくれる。
会話口調の文章がスピード感を感じさせてくれる、すぐに読める。


中でも圧巻は本文庫のための書き下ろし作品、3編目の『ソマリア・サッチ・ア・スイートハート』である。
衝撃的なストーリーだった。

高校生のカップルの男女と、天性いじめられっこの同級生。そしていじめられっこの家族の物語。
最初から最後まで「いったいどうなるのよ?!、どうしたいのよ!?」って展開。絶対先は読めまい。

これだけでも、とにかく読んでほしい!
舞城はおれのかなり好きな作家になりそう。

次は最近文庫化された『好き好き大好き超愛してる』を読む予定。
芥川賞選考会で、石原慎太郎に「タイトルを観ただけでうんざりする。」という批判を受けた作品。
おれは逆に惹かれる。

★★★★★☆☆
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2008年07月29日

水の迷宮 / 石持浅海

■水の迷宮
石持浅海

book(〜2008/07/05)


水の迷宮 (光文社文庫 い 35-3)



三年前、不慮の死を遂げた片山の命日に事件は起きた。首都圏の人気スポット・羽田国際環境水族館に届いた一通のメール。そして、展示生物を狙った攻撃が始まった。姿なき犯人の意図は何か?自衛策を講じる職員たちの努力を嘲笑うかのように、殺人事件が起きた!―すべての謎が解き明かされたとき、胸を打つ感動があなたを襲う。
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素晴らしきミステリー。推薦。
舞台は好調な水族館。

読中はどろどろのミステリー。読後は、フィクション小説ならではの清々しい気分。

かなり無理があるどんでん返しも許せるくらいトリックがしっかりしている。先は読めないが、読み進んだら伏線が敷かれていたことに気付く。

次に水族館に行く時は違う目線で観察してみたい。
とりあえずボラに注目。

★★★★★☆☆
posted by Khaki at 14:50| 京都 ☔| Comment(1) | TrackBack(1) | book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月30日

書を捨てよ、街に出よう / 寺山修司

■書を捨てよ、街に出よう
寺山修司

book(〜2008/07/05)


書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)


あなたの人生は退屈ですか。どこか遠くに行きたいと思いますか。あなたに必要なのは見栄えの良い仕事でも、自慢できる彼や彼女でも、お洒落な服でもない。必要なものは想像力だ。一点豪華主義的なイマジネーションこそが現実を覆す。書を捨てよ、町へ出よう―。とびきり大きな嘘を抱えながら。家出の方法、サッカー、ハイティーン詩集、競馬、ヤクザになる方法、自殺学入門etc…。八歳にして詩を書き、時代と共に駆け抜けた天才アジテーター・寺山修司による、100%クールな挑発の書。
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筆者の想像力、妄想力はすごい。考え方として面白いと思った箇所はいくつかあった。
賭博、競馬、競争馬のエピソード、一点豪華主義のくだりは興味と共感を持って引き込まれた。

しかし終始筆者の想うこと、他人の言葉を、これ見よがしに説明されている気分で、ほとんど頭に入らなかった。感情が先行する文章は読みにくいし好きじゃない。

しかも出版当時の時代の背景・トレンド・人物が多く登場する。正直よくわからない。
堀江謙一、これでたころから冒険してたんだ。凄ぇな、と思ったくらい。

自殺学は単なる冒涜と余計なお世話であり不快だった。
おもしろおかしく書かれても笑えない題材もある。

他の作品を読んでみよ、この人の小説はない?


★★☆☆☆☆☆
posted by Khaki at 10:33| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月31日

ブレイクスルートライアル / 井園旬

■ブレイクスルートライアル
井園旬

book(〜2008/07/05)


ブレイクスルー・トライアル ~第5回『このミステリーがすごい!』大賞 大賞受賞作~



懸賞金1億円の一大イベント<ブレイクスルー・トライアル>に参加することを決めた、門脇と丹羽。それは、技術の粋をつくした難攻不落の研究所に侵入し、制限時間24時間以内に、所定のものを持ち帰るというものだった。彼らにはそれぞれの過去があり、このイベントで優勝することによって人生を変えようと考えていた。
ひょんなことからイベントに紛れ込んだダイヤモンド強盗犯グループ、保険会社の依頼で、その強盗を追う私立探偵、研究所の守りを固める叩き上げ頑固一徹の管理人、ライバル会社から派遣されたスパイチームなどが参加を表明し、それぞれ思惑を胸にイベントに集結する。侵入者を阻むため、各所に設けられた指紋、静脈、虹彩などの生体認証。さらには、凶暴な番犬や新型警備ロボットの一群など、数々の障害に立ち向かい、突破するのはどのチームなのか。
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2007年の『このミス』大賞作品。
大賞作品はいまんとこ読んだので外れはない。
『四日間の奇跡』、『チームバチスタの栄光』ともに引き込まれて一気に読めた。

ただ本書に関しては、、、残念ながらこのミス初の躓きだった。。
読むのにかなり時間がかかった。読みはじめて、途中で飽きて、また読んでを繰り返した。

サバイバルもの+要塞探険ものだが、前半の淡々とした経緯説明が長すぎる。実際にゲームがはじまる頃には半分すぎくらいから。
ゲームが始まってもチームごとの描写を粛々とした文章で説明されるため、こちらも息つかぬワクワク感がでてこない。

思うにサバイバルもの、要塞ものってのは、俺自身体験がないので(あってもエアガンの撃ち合いくらい)イメージがどうしてもサバイバル映画を連想させてしまう。ブラックホークダウンとか、プライベートライアンとか、シンレッドラインとか、ザ ロックとか。
それら映画の出来がかなりいいのでそれと比較してしまうのだ。そうなると、本作のは思い切り負ける。

★☆☆☆☆☆☆


ところで『このミス』関連話題で1つ紹介。
2006年度だったか、12歳の女の子が書いた小説が特別奨励賞を受賞していた。
その作品が最近文庫化されたので暇があったら読んでみようと思う。
作品名は、「殺人ピエロの孤島同窓会」

著者は何度も言うが、12歳の女の子である!!
この世の一人一人の人間の内面形成というのは、如何なる方法を持っても形成を阻止できないが、それが全てでもある。

ややこしや〜 ややこしや。
posted by Khaki at 13:16| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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